タイで働くなら知っておきたい貿易のこと、日本との関係について

タイの主な貿易相手国は中国、日本、アメリカ、マレーシア、香港、UAE(アラブ首長国連邦)となっており、アジアを中心とした貿易戦略がとられている。タイの貿易の最大のメリットは厳しい規定がないことが挙げられ、唯一の必要資格として「納税証明書」があれば、貿易業務を行えることがタイの貿易ビジネスを後押しする要因といえる。また支払いに関しても外貨管理についての規定は特に難しものでなく、直接日本からタイ、タイから日本への送金も可能となっている。

現在タイの輸出貿易において大きな比重を占めているのがコンピューター関連部品・自動車・自動車関連部品である。一方近年高い伸び率を記録しているのが天然ゴム、電子集積回路、ポリエチレン等である。輸入においては原油、産業機械、宝石などの貿易支出が高くなっている。

日本との関係を見た場合、タイはアメリカについで輸出相手国として第2位となっており、その規模は3兆4,888億円(2012年)、伸び率は17.9%と高い数値を記録している。一方輸入額は1兆8,856億円となっており、日本側の恒常的な黒字となっている。主にタイからの対日輸出品目は一般機械機器類、天然ゴム、生鮮魚介類、家具などで、日本からは資本財や原材料などタイへの直接投資に伴う企業活動に必要とされる物資の輸入が多くなっている。また日泰関係は貿易だけではなく、投資や経済協力においても大きな比重を占めており、タイが受け取る経済協力の6~7割が日本のものとなっている。おもんインフラの整備、環境保全、人材育成、地域開発、技術協力、円借款などが挙げられる。